みどころ

それは誰もが通った道――淡い初恋、自我の目覚め、友情の亀裂、ほろ苦い別れ。

イントロダクション

それは誰もが通った道――淡い初恋、自我の目覚め、友情の亀裂、ほろ苦い別れ。

福岡の離島を舞台に10歳の少年が繰り広げるひと夏の冒険。
手付かずの大自然、浜辺の秘密基地、父からもらった8ミリビデオカメラ、80~90年代ハリウッド名作映画へのオマージュ――。
どこか懐かしい雰囲気を醸しつつも、タイムリーなテーマで現代を生きる子供たちを鮮やかに描き出す。

主役は福岡の子供たち、そして福岡出身の豪華キャストも出演!

主演は400人の応募者から選ばれた期待の子役・野上天翔。
同じくオーディションを勝ち抜いたヒロイン役・村重マリアも端整な顔立ちで活き活きとスクリーンに躍動する。
そして主人公の父親役には福岡の顔とも言うべき日本一の漫才コンビ「博多華丸大吉」の博多華丸。
さらに板谷由夏、リリー・フランキー、落合モトキ、国生さゆりら実力派が脇を固める。

主題歌は井上陽水さんの『能古島の片想い』に決定!

博多湾の真ん中に浮かぶ離島、能古島(のこのしま)。
井上陽水さんの『能古島の片想い』は1972年発売の2ndアルバム『陽水Ⅱ センチメンタル』にのみ収録され、幻の名曲として唄い継がれています。
能古島を舞台にした映画の主題歌はこれをおいて他にありません。

地元有志の協力で完成

「父が旅立つ前に何としても故郷で映画を」と物語を構想し企画を温め続け、ゼロから立ち上げた地元出身の脚本家・入江信吾。その熱意に地元の有志が続々と支持を表明。
地元企業による出資、福岡市全面協力によるオール福岡ロケという前代未聞の「Made in Fukuoka」ムービーがいよいよ完成。この夏、あなたの心に熱いうねりを巻き起こします。家族や恋人、大切な人と観て欲しい一本です。

舞台―能古島

福岡市の中心地からフェリーでわずか10分――。
博多湾の中央にぽっかり浮かぶ小さな島、能古島(のこのしま)
周囲約12㎞、奈良時代は防人(さきもり)が置かれた歴史ある島でもある。
四季折々の花が楽しめる「のこのしまアイランドパーク」をはじめ、 コーヒー豆を自家栽培する「能古夢珈琲園 」、 能古島の歴史や自然などの資料を展示する「能古博物館」などもある。
作家・檀一雄氏が晩年を過ごした場所としても、また井上陽水が歌う「能古島の片想い」の舞台となった島としても有名。
本作は福岡県民であれば誰もが訪れたことのある、馴染み深い能古島を舞台にしたものである。
離島でありながら日本でも有数の大都市にわずか10分で行ける立地の特異さ。
砂浜からは手の届きそうな距離に大都会の街並みが見渡せる。
近いようで遠い、遠いようで近い。
そんな島で生まれ育った少年は一体どのようなメンタリティなのか。
純朴なのか、スレているのか。島を愛しているのか、都会に憧れているのか。あるいはその両方か。
そこがこの作品のモチーフである。

能古島(写真提供:福岡市)

少年は島に移住することになった鳶色の瞳の少女と出会う。
ブラジル人の父を持つ少女は福岡生まれの日本人でありながら外見は外国人そのもの。何やらワケありな少女を島は受け容れるのか、それとも――。
能古島という極めてローカルな場所を舞台にしつつ、物語は国境を越えたものへと展開していく。島と本土という構図が、やがて日本と世界という二重構造の様相を呈していくのである。
ただし本作は社会派映画ではない。
移民問題を扱ってはいるが、その是非を問うものではない。ただ好むと好まざるとに拘わらず押し寄せるグローバル化の波が故郷に及ぼす影響、そうした時代に生きる子供の感性や生き方をこそ描きたいのである。

企画者からのメッセージ