? 5月の営業&ビジュアル撮影① | 映画『なつやすみの巨匠』公式サイト

5月の営業&ビジュアル撮影①

5月22日(木)

五日間の日程を組んで福岡へ。
今回から制作会社オフィスアッシュの半田さんが同行することに。
中島監督や私とも何度か仕事をしており、今回の話を聞いて「是非とも参加したいです」と。
地方から業界の体制を変えていこうというコンセプトに共感したそうです。
敏腕若手イケメンプロデューサーの仲間入りは頼もしい限り!

ここまでは監督と私が勢いだけでやって来ましたが、お金や制作回りのことはちゃんと分かってる人がやらないと大変なことになります。
やはり映画作りにおいて監督・脚本家・プロデューサーの三権分立は非常に大事なんだなと。
一人で全部やっちゃうバケモノみたいな人もいますが、基本的には餅は餅屋です。
それぞれの強みを活かし、かけ算で良いモノを作っていければ。

なんてことを考えていたら監督がいきなりやらかしました。
福岡へ着くなり、地下鉄に荷物を忘れやがった……!

『RISE UP』ロケハンの時も財布をなくしたり、結構ドジっ子なんですわ監督。
どうにか回収し、ギリギリでRKB毎日放送さんへ。
出資の話や今後の宣伝協力について打ち合わせ。
お世話になります。

またRKBきっての豪腕プロデューサー・岩熊さんを紹介して頂きました。
凄まじいバイタリティで業界や行政に対しガンガン仕掛けている人です。
あの「福岡市カワイイ区」の発案者でもあるとか!
クリエイティブ方面にも力を入れており、「福岡を日本のハリウッドにしたい」という言葉に痺れました。
彼の強烈なキャラクターで言われると本当に実現しそうな気がしてきます。

福岡を日本のハリウッドに。

思えば、私が漠然とイメージしていたのも実はこういうことなんじゃないかと。
私は『なつやすみの巨匠』一作だけが当たればいいとは思っていません。
ただサーカスがやって来て去っていくだけでは何も根付かない。
その地で「作り続けていけること」こそが真の地域活性化だと思います。

行政も一体となって福岡を一大コンテンツ産業の地にする。
ロケ地の確保や撮影所の創設支援、優遇税制などで制作会社や関連企業を誘致する。
人が集まれば才能が集まる。才能が集まればお金が集まる。お金が集まればまた人が集まる。
これにより、硬直化した東京一極集中のつまらない状況を打破できるのではと。

福岡だけでも製作が完結し、かつ循環できる構造を作る。
福岡市は150万都市。九州全体の中心地でもあり、その規模たるやヨーロッパのちょっとした一国家並みでしょう。
しがらみがない分自由な物作りができ、企画で勝負する作品をどんどん海外へ売り出せる。
アジアに近い地の利もある。
既にゲームやIT業界では多数の企業が福岡へ集結しつつあります。

http://suumo.jp/journal/2013/09/06/51315/

↑こんな記事も。
福岡は未だ高いポテンシャルを秘めているんです。ワクワクしませんか?

もうクリエイターが夢を叶えるために上京するといった時代ではありません。
クラウドソーシングといって、地方にいながらにして仕事をすることは可能なのです。

夜はそんな若手クリエイターたちとの交流会でした。
今回の企画を知人経由で知り、「ぜひ協力させて下さい!」と名乗り出てくれたのです。
主にメイキングを担当してもらっています。
地元に優秀なスタッフがいると本当に助かります。

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左から萱野孝幸さん。
福岡で自主映画の監督をやっています。
クラウドファンディングで資金を自己調達するなど、新時代の映像作家といえるでしょう。
こんど『HOMELESS』という映画をなんとTジョイ博多で上映するそうです。

http://trif-studio.com/wp/homeless/
https://motion-gallery.net/projects/homeless

応援よろしくお願いします。

次、監督の右後ろにいるのが高木公知さん。
音楽制作会社「invisible designs lab.」所属のサウンドクリエイター。
イケメンなうえ子供の扱いが上手く、現場ではモテモテ。
いつかぎゃふんと言わせてやろうと監督と企んでいます(←器が小さい)。
メイキング映像に隠れキャラのように映り込んでいるので、ご婦人方は要チェック。
今のうちにツバを付けておきましょう。

私の右、先述した敏腕プロデューサーの半田健さん。
のんびりしていますが相当な切れ者です。財布は彼が握っています。

続いてデザイナー兼カメラマンの高良真剣(たから まはや)さん。
こちらは音楽担当・江崎文武さんからのご紹介。東京在住。
今回のビジュアル撮影ではカメラを担当、いずれチラシ・ポスター・HPデザインもやってもらう予定。
恐るべき才能の持ち主です。

一番右が諌山洋平さん。
広告代理店アサツー ディー・ケイ九州支社のホープなんですが、忙しいなか個人で協力してもらっています。
当プロジェクトの趣旨に強く共感し、ツイッター経由で私に声を掛けてくれました。
萱野さんをはじめ現地の若手クリエイターと繋いでくれたのも彼です。
ホントにありがとう!

いやー、自分より若い人たちがこうして面白がって手伝ってくれるってホントに嬉しいことです。
これってそもそも硬直化した現体制に対する反乱なわけですから。

タダで乗っかれるお祭り騒ぎ、くらいのノリで構いません。
恐らく今が一番楽しい時です。若者たちよ、一緒に暴れよう!
やって欲しいこと、出来ることはたくさんあります!

入江信吾

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